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スタッフ通信

ここでは、CHIENOWA BASEで働くスタッフが
おすすめの書籍やイベントなどを紹介しています。

書籍のご案内🌳🌳

 

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今回スタッフ🌳🌳がおすすめする書籍は↓↓↓

『文庫版 近畿地方のある場所について』 著者:背筋 出版社:角川文庫

実はこちらの小説、なんと単行本と文庫版で内容が全く異なります。

ただの加筆修正とかではなく、”内容”自体が違います。

ですので、文庫版の帯には『※単行本とは内容が異なります。ご了承ください』と記載してあります。

<あらすじ>

私、小澤雄也は本書の編集を手掛けた人間だ。収録されているテキストは、その多くが『近畿地方のある場所』に関連している。

なぜこのようなこのような文章群を発表するに至ったのか。

その背景には、私の極私的な事情が絡んでいる。

それをどうかあなたに語らせてほしい。

私はある人物を探している。

その人物について情報をお持ちの方はご連絡いただけないだろうか。

※単行本とは内容が異なります。ご了承ください。

(『文庫版 近畿地方のある場所について』のあらすじより引用)

<こんな方にオススメ>

・モキュメンタリ―ホラー小説というジャンルを初めて読む方

・スキマ時間にサクサクと読める小説を探している方

・ゾクッとした小説を読みたい方

私は文庫版の方を先に読みました。

一つひとつの記事(内容)が5~10ページの短さなので電車やバスの中でもとても読みやすくあっという間に読み切ってしまいました。

中盤から後半にかけて、全然関係のない短い記事やネットの書き込み情報などが次々とつながっていき一つの真相にたどり着くところがとてもカタルシスを感じられ、ゾクっとした恐怖も味わうことができました。

少しの怖さもありますが、切なさがとても光っていた印象的な小説だなと感じました、”文庫版”は……

本当に単行本とは内容がガラリと変わっていて驚きました。

単行本の方は驚きや怖さが際立っていて、文庫本の方は切なさが際立ったホラー小説という印象を受けました。

恐怖を堪能したい方  →単行本

作品の深みを感じたい方→文庫本

こんな感じで読んでいただけると面白いと思います。

是非、お手に取ってご一読くださいませ。🌳🌳

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