書籍のご案内🌳🌳
最新号
今日から11月に入りましたね。
少し肌寒い季節になって、皆様は衣替えのほうはもうお済でしょうか?
今回ご紹介する書籍は↓↓↓

『最後のあいさつ』 著者:阿津川辰海 出版社:光文社
こちらの書籍一言でいうと、『国民的刑事ドラマの幻の最終回はお蔵入りになり悲劇を生む』です。
<あらすじ>
30年前、7シーズン続いた国民的刑事ドラマ『左右田警部補』が最終回を目前に打ち切りとなった。
それはなぜか?
主演俳優・雪宗衛が妻を殺害した容疑で逮捕されたからだ。
しかし雪宗は異例の保釈が確定し、そのあとこれまた異例の記者会見を開き、左右田警部補という役柄さながらに真犯人の正体を暴く推理を披露する。
そして雪宗は無罪を勝ち取るが、世間の目は厳しく疑惑は完全に晴れてはいなかった。
30年の時を経て、雪宗の妻が殺された同様の手口で殺人事件が新たに始動する……
そして、『左右田警部補』の関係者の時間が再び動き出す――。
<こんな方にオススメ>
・ドラマ制作の裏側に興味がある方
・真相が何度もひっくり返るようなミステリーがお好きな方
・スラスラと読みやすい小説を探している方
読み続けているとふと頭の中に、実際の某国民的刑事ドラマがよぎりながらこちらの本を読んでいました。
読み終わると、参考文献として某国民的刑事ドラマのシナリオ集と文庫本が5冊書かれていました。
この小説の中でお蔵入りになった最終回のサブタイトル『最後のあいさつ』は、
某国民的刑事ドラマのあのシーズンの衝撃的最終回を参考にして書かれたのかなと想像を膨らませながら楽しく読みました。
こちらの小説は幻の最終回『最後のあいさつ』がお蔵入りになった真相がとても練られていて、
過去と現在が交錯する時、事件が新たに動きだすというストーリーテリングがとても面白かったです。
皆様も、是非お手に取ってご一読くださいませ🌳🌳