『鬱の本』(点滅社)
BACK
NUMBER
こんにちは!詩歌担当のAです🔅
この頃、急に冷え込みましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今回は売り場の書籍をご紹介します。その名も『鬱の本』です。
存在感のあるタイトルですが、うつ病の治し方について書かれているわけではありません。
鬱や憂鬱にまつわる思い出の一冊などを紹介した、84人のエッセイ集となっています。
憂鬱な気分の時におすすめの本を紹介されている方もいれば、人生のつらい時に何度も読み返した一冊を挙げている方もいらっしゃいます。
気分が落ち込んでいるときに、集中して本を読むことはなかなか難しいですが、こんなにたくさんの人が同じように悩んでいる事実には不思議と慰められます。
読み始めてみると、ひとつひとつの文章量は少なく、次々と読めてしまいました。まとまった長い文章が読めない時に、どこから読んでもいい短文はとっつきやすいのではと思います。
帯の背には「読めない時に」と書かれています。読めなくても、憂鬱な気分に寄り添ってくれる存在として、あるいは、全然そうじゃなくても久しぶりにまた読書をしたいなと思った時のブックガイドとして、お手に取ってみてはいかがでしょうか。
点滅社さんから出ている歌集と並んで、詩歌関連の棚にございます。ぜひご覧ください💡
(詩歌担当Y.A.)