前代未聞の第一発見者連続殺人!? 『ちぎれた鎖と光の切れ端』 荒木あかね 講談社文庫
最新号
今回スタッフY.Kがご紹介する書籍は、“Z世代のアガサ・クリスティー”の異名を持つ作家・荒木あかね氏が執筆されたミステリーです。
荒木あかね氏は、デビュー作『此の世の果ての殺人』で第68回江戸川乱歩賞を受賞し、
地球滅亡へのカウントダウンの中、人類最後の連続殺人を描いた終末ミステリーを刊行されました。
そんな荒木氏の第2作目『ちぎれた鎖と光の切れ端』が文庫版となって刊行されました。
本作を読んで、まさに“Z世代のアガサ・クリスティー”だ! と感じました。
そんなこんなで、今作品のあらすじをご紹介したいと思います。
<あらすじ>
無人島・徒島に訪れた友人男女七名。
樋藤清嗣は復讐のため全員の殺害を決めていたが、彼の与り知らぬところで第一の殺人が発生する。
密室の中で舌を切断されて殺されていたのだ。
なぜ犯人は顔を潰し、舌までも切断したのか?
そして取り付く島もなく、絶海の孤島で死体の第一発見者が舌を切断されて次々と殺されていく……
凄惨な事件の真相と結末とは?
そして三年後、謎はふたたび蠢きだすーー。
伝統と革新が詰まった令和の巨編本格ミステリ、ここに爆誕!
<こんな方にオススメ>
・読み応えのある一気読みミステリをお探しの方。
・アガサ・クリスティー作品がお好きな方。
・伏線がきれいに回収されるミステリーをお求めの方。
アガサ・クリスティーの『そして誰もいなくなった』や『ABC殺人事件』がお好きな方は必見です。
古典ミステリのフォーマットを敷きながら、現代風にアレンジした読み応えのある作品です。
第一部は絶海の孤島で起きる連続殺人、そして第二部は登場人物もガラリと変わりシリアルキラーが接点のない人たちを次々と殺害する連続殺人です。
第1部と第2部がすべて繋がったときの衝撃は鳥肌ものでした。
そして最後のタイトルの意味の回収も圧巻でした。
まさに、和製アガサ・クリスティー!
ご興味ある方は是非お手に取ってご一読くださいませ。
スタッフY.K