書籍のご案内🌳🌳
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今回スタッフ🌳🌳がご紹介する書籍はこちらです↓↓↓

『Nの逸脱』 著者:夏木志朋 出版社:ポプラ社
こちらの小説はを一言でいうと、『日常からはみ出すことの危うさを描いたサスペンスフルな物語』です。
<あらすじ>
爬虫類のペットショップでアルバイトをしている金本篤は、売れ残ったフトアゴヒゲトカゲが処分されそうになるのを見て、店長に譲ってくれと頼むのだが、提示された金額はあまりにも高額なため、ある日お店に来た『ある男』を強請って金を得ようと画策するのだが……
金に困っているペットショップ定員が自ら仕掛けた罠が思いも結末を呼び込む。(『場違いな客』)
毎日生徒たちにいたぶられ精神的に追い詰められた女性教師が、夜の満員電車の中で非常識な若い女にいたずらされ、感情を抑えきれず復讐をしようとその見知らぬ女の後を尾行する。(『スタンドプレイ』)
占い師のもとに弟子を志願してきた“本物”の能力を持つ新人占い師がもたらす驚愕の結末とは?
(『占い師B』)
日常からずれた隣人の男女たちが繰り広げる3つの物語。
<こんな方にオススメ>
・直木賞候補作を読んでみたい方
・日常と非日常の境目で生きるスリルな人間模様
・読み進めれば進めるほど展開の先が読めない小説が好きな方
追うものと追われるものが入れ替わり、前と悪が反転していく予測不可能な展開に振り回されました。
1つの物語でサスペンスやミステリ、はたまたコメディ展開などに変貌し、どこに着地していくのかが全く読めなくて面白かったです。
そして『Nの逸脱』のNとはいったい何なのか?
ノーマルのN? 日常のN? 隣人(Neighborhood)のN?
どのNを表しているのか、是非お手に取ってご一読くださいませ。
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